スタッフブログ

2018.01.13

今週の「 お花 」~その29

皆さんこんにちは、今週の「 お花 」~その29のコーナーです。

aa楽しかった正月が終わって、仕事に、勉学にと元の生活に戻すのが大変ですよね。でも慌てずゆっくりと

戻して行きましょう。また、まだまだ寒い日が続きますので風邪をひかないようにしましょう。

aaさて、文化会館に生けられている今週の「お花」は、28のコーナーとほぼ同じで「歳寒三友」の梅・水仙・竹や

ヒイラギナンテン・ヤツデ・サザンカが生けられていて、厳かな雰囲気が伝わってくるような感じです。

aa今回は、梅・水仙・竹の組合わせ「歳寒三友」とヒイラギナンテンについて調べた事をご紹介致します。ヤツデ・

サザンカについては前回までに紹介しておりますので割愛させていただきます。

aaaa◎梅・水仙・竹

aaaaaaa●画題について

aaaaaaaaaa松竹梅と並んで中国の画題「歳寒三友」と言われている。しかし、松竹梅と異なり「めでたさ」は今一で

aaaaaaaaです。「めでたさ」は日本が独自に象徴化したものですから画題としては松竹梅と同じで扱いのようです。

aaaaaaaaaa梅・水仙・竹の組合わせは「歳寒三友」と呼ばれる他に「歳寒仙呂(さいかんせんりょ)」とも呼ばれて

aaaaaaaaいる。画題になる植物の組合わせは、それぞれの象徴性(長寿・気高さ・円満・吉兆・祝寿・繁栄等々)を

aaaaaaaa重んじているものが多いと言われている。今回の梅・水仙・竹は

aaaaaaaaa梅:「気高さ・長寿」の象徴で、春を待って咲く桜より春を運んでくる梅は、気高い香りを漂わせる

aaaaaaaaaaaaaため、また、乾燥させれば薬として用いることが出来ること。

aaaaaaaaa水仙:「希望・幸運」の象徴で、世界では希望のシンボルとされている。日本でも、「阪神淡路大震災時に、

aaaaaaaaaaaaa皇后美智子様が皇居で摘んだ17本の水仙を現地に献花」されるなど希望のシンボルとしている。

aaaaaaaaa竹:「子孫繁栄」の象徴で、多くの根を張り次々と新芽を出すため、また、食器や家具になどに

aaaaaaaaaaaaa役立つためなど、日本では古くから日々の生活に密着した重要な植物であると言われていた。

aaaaaaa●植物を利用した画題が生花に活用されている。

*雪中四友 *四君子 *歳寒二友 *歳寒二雅 *双清・・・・・等などがある。

aaaaaaaaaa「歳寒三友」と呼ばれたものに応じて作られた雅称で、本来は文学的な言葉だが、花の組合わせを

aaaaaaaaaa重んずる華道の世界にも広がっていった。

aaaa◎ヒイラギナンテン

aaaaaaa●名前の由来

aaaaaaaaaa葉にヒイラギの様な鋭いトゲ状のノコギリ刃をもち、花や果実をつける様子がナンテンに似ている

aaaaaaaaaa事から付けられた。

aaaaaaa●魔除けと来福の木

aaaaaaaaaaヒイラギのギザギザの葉に触れると痛いので鬼も恐れて近寄らない—。邪鬼の進入を防ぐと古くから

aaaaaaaaaa言われて庭木に利用されて来た。

aaaaaaaaaaナンテンは、音が「難転」と同じで難を転じるに通じ縁起の良い木とされている。その縁起の良い

aaaaaaaaaaヒイラギとナンテンの両方を持つののがヒイラギナンテンで「ダブル縁起の良い木」です。

aaaaaaa●植栽場所

aaaaaaaaaaヒイラギは庭の東北(表鬼門)、ナンテンは庭の南西(裏鬼門)に植えると良いとされているが、

aaaaaaaaaaヒイラギナンテンは、「どちらでも良い」と言われている。

 

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今週の「お花」のコーナーで、前回と今回、2回に亘って中国の画題が生花に活用されている記事を紹介致しました。

筆者も「絵(画題)と生花」の関連性について知りませんでしたが、今回色々知る事が出来て大変良かったと思います。

これからもいきまーす。