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2017.11.14

今週の「 お花 」~その21

皆さんこんにちは、今週の「 お花 」~その21のコーナーです。

aa暦の上では冬が近づいてくる立冬ですね。「寒いのはイヤ!」という方が多いのではないでしょうか?

筆者は雪国で育ちましたので寒さには強いと思っていましたが最近は身に堪えるようになりました。皆さん風邪を

引かない様にご自愛なさって下さいね!元気に

aaさて今週は、緑色が濃い八つ手とユリの2種類です。大きなユリの花が周りに香しい香りを放っています。そんな

ユリを八つ手が周りから包み込むような感じです。まるで「緑のゆりかご」のような雰囲気です。皆さん文化会館に

いらしてご覧になって見ませんか?

aa今回は、それぞれの特徴につい調べましたのでご紹介いたします。

aaaa◎八つ手

aaaaaa*特徴的な葉に因んで、「天狗の団扇・鬼の手」などの異名を持つ八つ手は、20㎝もの大きな葉をつける。

aaaaaaaa形状は文字通り「掌状」だが、7つまたは9つ(奇数)に裂けており8つに裂けるのは稀である。

aaaaaaaaaa花は晩秋に咲き、球状の散形花序が集まって大きな円錐花序をつくる。花びらは小さいが花茎を含め

aaaaaaaa黄白色で良く目立つ。他の花が少ない時期に咲くので気温が高い日はミツバチやハナアブ、ハエ等が多く

aaaaaaaa集まる。果実は翌春に黒く熟す。

aaaaaa*葉の乾燥させた物は「八角金盤」と呼ばれる生薬になり「去痰」などの薬として用いられる。しかし

aaaaaaaa「ヤツデサポニン」という物質が含まれており過剰摂取すると「下痢・嘔吐・溶血」などを起こす。

aaaaaaaaこの為、昔は蛆用の殺虫剤として用いていた事もある。又、汲み取り便所が多かった時代には蛆殺として

aaaaaaaa八つ手の葉を使っていた。

aaaa◎ユリ

aaaaaa*ユリの原種は100以上、品種は130品種有り世界各地に分布している。日本には15種有り、7種は

aaaaaaa日本特産種である。代表的な種は、ヤマユリ・オニユリ・カノコユリ・ササユリ・テッポウユリ・オトメユリ

aaaaaaa等が有る。

aaaaaaaaa日本では、食用としてヤマユリ・コオニユリ・オニユリの3種が鱗茎(ユリ根)を栽培している。苦味を

aaaaaaa除くため予め軽く煮てから金団・雑煮・茶碗蒸し・がんもどき・味噌汁などに用いる。

aaaaaaaaa中国では、ハカタユリ・イトハユリ・オニユリ鱗片を乾燥させた物を百合干しと呼び、水で戻して炒め物

aaaaaaaに使用したり、すりおろしてスープにとろみを付けたり澱粉の原料としている。

aaaaaa*薬用としては、オニユリ・ハカタユリなどの球根は「百合(ひゃくごう)」という生薬で、滋養強壮剤

aaaaaaaa・利尿剤・鎮咳等の効果が有り「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」などの漢方に使われている。

 

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aa多くの花や木が人間の役にたっていることは前から述べて来ました。食べ物として・薬として・そして今回は

aa殺虫剤でした。勿論先人たちの努力のお陰ですね!これから更に花や木を大切にしていきましょうね。

aaお願いします。